ストラトのヘッドストックが折れたのを自分で修理!~ヘッド折れのDIY方法を解説~

ストラトキャスターを使っていると、ヘッドストックが折れてしまうトラブルは意外と耳にする。落としてしまったり、ケースの扱いが雑だったりすると起きやすい部分だ。完全に折れてしまった場合でも、適切な方法で接着すれば十分に演奏可能な状態に戻せる。

今回はヘッドストック折れの修理を自分で試みた経験をもとに、手順や注意点を整理してみた。プロの修理屋さんに頼むよりコストを抑えられるし、ギターの構造を理解する良い機会にもなる。

ヘッドストックが折れやすい理由と事前チェック

ストラトのヘッドストックはネックと一体成型されていることが多く、折れ目はたいていナット付近やチューナー穴の間あたりに集中する。木材の木目や衝撃の方向によってきれいに割れるケースと、複雑に欠けるケースがある。まずは折れ面をよく観察して、欠片がすべて揃っているか確認しよう。

折れ面に汚れや古い接着剤が残っていると新しい接着が弱くなる。マイナスドライバーやサンドペーパーで丁寧に清掃するところから始めるのが基本だ。

修理に必要な工具と材料

接着には木工用ボンドが定番で、Titebond IIIのような黄ボンドがおすすめだ。白ボンドより強度が出やすく、ギターの木材に馴染みやすい。クランプはバークランプやクイッククランプを数本用意すると作業がスムーズになる。

クランプ圧を分散させるための木製カウルや、保護用の布も必須。余分な接着剤を拭き取るためのウェットティッシュや、硬化を待つ間の固定台も準備しておくと良い。

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実際の修理手順

まず折れ面をきれいに整える。サンドペーパーで軽く研いで平らにし、埃を完全に除去する。接着剤を塗布する際は、両面に薄く均等に伸ばすのがコツだ。筆や指で丁寧に広げておくと、後のクランプ時にムラが出にくい。

ヘッドストックを元の位置に戻したら、すぐにクランプで固定する。カウルを挟んで圧力が一点に集中しないように注意しながら、徐々に締めていく。締めすぎると木材が凹むので、ほどよい力加減を心がけよう。硬化は最低24時間、できれば48時間置くのが確実だ。

硬化が終わったら余分な接着剤を削り落とし、サンドペーパーで仕上げる。塗装の剥げがある場合はタッチアップペンで補修すると見た目も良くなる。弦を張ってネックの反りを確認しながらセットアップを進めれば完了だ。

修理後の注意点と予防策

接着後はしばらくハードケースに入れて保管し、急激な温度変化を避ける。ヘッドストック周りは衝撃を受けやすいので、スタンドの扱いや運搬時の注意が予防につながる。定期的にネックの状態をチェックしておくと、大きなトラブルを未然に防げるはずだ。

初めての修理で不安がある場合は、まずは練習用のジャンクギターで試してみるのも一手。経験を積むことで、次回以降の作業が格段にスムーズになる。

まとめ

ストラトのヘッドストック折れは、適切な工具と手順を守ればDIYで十分対応可能だ。接着の精度とクランプの工夫が仕上がりを左右するので、焦らず丁寧に作業を進めよう。

この記事で紹介した商品

Titebond III 木工用ボンド

ヘッドストック修理に最適な黄ボンド

Irwin Quick-Grip クランプ

片手操作で使いやすいバークランプ

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この記事を書いた人

かつて「伝説の四代目」と呼ばれた。
「モテたい」――そんな単純かつ純粋な理由で手にしたロックギター。
ギター部の片隅でコードFに心を折られながら文化祭のステージでは教室の窓を震わせた。

あれから20年。スコッチウィスキーを片手に、アコースティックギターを優しく奏でる日々。これからギターを始める者たちへの「ヒント」を届ける。
かつての自分と同じように、音に憧れ、つまずき、そしてまた立ち上がろうとする誰かのために――。

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