結論から言ってしまうと、確かに、オービル(日本製)の方が全体的な品質がいいです。
品質チェックポイント
・チューニング精度
・ピッチ精度
・ネックの劣化(反りや歪みなど)
・塗装の劣化
・フレットボードの劣化
・金属の劣化
・電気回路の劣化(ピックの性能やガリなど)
・電気回路の精度(ノイズなど)
上記のチェックポイントにおいてどれも日本製の方が上回っています。
オービル製品はチューニングペグがひっかかる事なくスムーズに回り、リニア感があり、回転に比例して細かいステップの調弦ができます。一方、ギブソン製は、カクカクしたイメージがあり、思いっきり回してもピッチが変わらなかったり、逆に、少し回しただけで大幅にピッチが変わってしまう事があります。
ピッチ制度はギブソン製はチョーキングの音程がほとんどあっていません。対して、オービル製はチョーキングをしてもほぼ正確なピッチを再現しています。
次は塗装についてです。ギブソン製はくすみがあり、オービル製品はくすみがほとんどなく、艶があります。筆者の場合は、この艶が造り物っぽく感じてしまいますが。金属部分に関して言うと、ギブソン製はくすみや錆が多いです。オービル製に劣化は見られませんでしたが、ギブソン製の金属っぽさが薄く、型にはまった大量生産っぽいチープさを感じてしまいます。
サウンドの品質もオービル製に軍配があがります。ピックアップの劣化はほとんど感じません。聴感上ですが、レンジ感やf特、SN比など、どれもギブソン製より高いと思います。
ただ、一番差が出るのが音色です。オービル製のレスポールは正確な音と品質の高いサウンドを奏でるのですが、音色に関しては無機質で味が薄い気がします。一方、ギブソン製のレスポールは正確さや品質では劣るものの、曖昧で荒くて、甘くて粘りっこい尖った味の音がします。オービルバイギブソンの方はさすがギブソン製のピックアップを採用しているだけあり、粘っこさが感じ取れます。しかし、それを活かす尖った個性が少し弱い気がします。
このサウンドの違いが最大のポイントです。品質は優越がつけられますが、サウンドに関しては優越がつけられないので好みという事になりますね。
プロミュージシャンはこのサウンドでギブソンの良さを実感しています。オービル製レスポールは日本での人気はあるものの、アメリカをはじめとする訪米諸国ではあまり人気がないのもこれが理由なのではないかと思います。
筆者はギブソン派なのでどうしても依怙贔屓してしまうのですが、ギターには工芸品としての美しさと、サウンド(音色)の美しさを求めます。特にレスポールは両者とも個性があり優れた楽器なのでとても魅力的です。ヴィンテージ品が2000万円もする理由は、この二つの要素が大きいとされています。(希少性が一番です)
オービル製ギターは、楽器としてものすごく立派です。でも感性にうったえてくる量が少なく感じてしまいます。なんというか、音程や音量が正確でも感情を込めずに歌を歌っているような感じとでもいいましょうか、、ちょっと大げさ化もしれませんが、そのようなイメージです。
楽器は「楽しむもの」ですので、自分が楽しければそれでいいので正解はありません。自分にとって「最高」と思うギターが自分にって一番のギターです。皆さんも最高のギターを探しましょう。(あ、でも筆者のようにバカ買いする事はお勧めしません^^;)
ギターを始めたい・もっと上手くなりたい方へ
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