ストラトキャスターを使っていると、激しいピッキングの最中に1弦や6弦が指板から落ちてしまう「弦落ち」に悩まされることがあります。伝統的なシンクロナイズドトレモロ搭載モデルはブリッジの弦間隔が広めで、レスポールなどに比べてこの現象が出やすい設計です。
実際に自分のストラトで試してみると、ネックの取り付け位置がわずかにずれているケースが原因の多くを占めていました。Fender公式によると伝統的なMade in USAや日本製クラシックモデルのブリッジ弦ピッチは11.3mm。一方、一部のモダンや国産モデルでは10.5〜10.8mmに設計されているものもあり、指板端の余裕が少ないと弦落ちが起きやすくなります。
弦落ちの主な原因を整理する
弦落ちはプレイヤーの力加減だけでなく、楽器の構造やセットアップに起因することがほとんどです。まずネックのセンターずれ。ボルトオンネックのストラトでは、ネックポケットの位置が工場出荷時から微妙にズレていると、弦の通り道が指板の端に寄ってしまいます。
次にブリッジ側の弦間隔。シンクロナイズドトレモロはサドル間隔が広いため、指板端で弦を支える余裕が少なくなりやすい点です。ナットの溝位置やフレット端の処理も影響しますが、まずはネック調整から試すのが効果的でした。
ネックポケット調整の実践手順
工具はプラスドライバーと定規があれば十分です。ネックジョイントの4本のネジを完全に外さず、1/4回転ほど緩めます。弦を張った状態で、1弦側を指板センター方向に1mm程度手で押し込んで位置を微調整。位置をキープしたままネジを締め直します。
実際にこの方法で調整したところ、1弦の余白が均等になり、弦落ちが劇的に減りました。ビフォーアフターで指板端の隙間を定規で測ってみると、調整前は1弦側が2mm近く寄っていたのが、調整後は1mm以内に収まっていました。注意点として、ネジを締めすぎるとネックが歪むので、均等に少しずつ締めるのがコツです。
弦ゲージと演奏スタイル別の予防策
弦の太さも大きく影響します。レギュラーゲージ(.009〜.042)を使っている場合、テンションが不足して落ちやすいので、少し太めの.010〜.046に変えてみると安定します。実際に.010セットに交換したところ、ピッキングが強めでも弦が指板にしっかり収まるようになりました。
激しいロックスタイルで弾く人は、弦高を少し上げて調整するのも有効です。ブリッジサドルの高さネジを1/4回転上げてみて、弦落ちが減るか確認します。ただし上げすぎると演奏しにくくなるので、好みのバランスを探るのがおすすめです。
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→ サウンドハウスで在庫・価格を確認リペアショップ依頼と自力DIYの費用対効果
ネック調整をショップに依頼すると、1回5,000〜8,000円程度かかることが多いようです。自力でやれば工具代だけで済み、繰り返し調整も可能。実際に自分で試した結果、1時間程度で完了し、以降のメンテナンスが楽になりました。
ただし、ネックが極端に歪んでいる場合や保証期間内ならショップに任せるのが無難です。DIYで不安がある人は、まずナットやブリッジサドルの簡単なチェックから始めてみるといいでしょう。
まとめと今後のメンテナンス
ストラトの弦落ちはネックセンターの微調整でかなり改善するケースが目立ちます。定期的に弦高やネジの緩みをチェックしておけば、ライブ本番で慌てることも減るはずです。
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