epブースターといえば、ギターボードの定番として長年支持されているXoticのEP Booster。Echoplex EP-3のプリアンプを再現したFET回路が特徴で、クリーンなブーストに暖かみとコシを加えてくれるペダルです。最大+20dBのゲインアップが可能で、電源は9〜18Vまで対応。小型ボディ(89×38×38mm)ながら低インピーダンス出力で、耳に痛くないマルチディメンショナルなハイとローのバランスが魅力です。
実際に複数のギターとアンプで試してみた
ストラトキャスターに繋いでみました。デフォルトモードでオンにすると、元のトーンが少し締まって芯が通る印象。ハイエンドが丸くなりすぎず、ローも適度に支えられるので、バンドサウンドの中で埋もれにくいです。次にレスポールで試すと、太いボディトーンにさらに厚みが加わり、歪みペダルを通した際のレスポンスが良くなったと感じました。
アンプはFender Deluxe ReverbとMesa Boogieで比較。Deluxeでは軽くブーストするだけでアタックが明確になり、Mesaのようなハイゲインアンプではプリのプッシュ感が自然に強調されます。どちらも「音が前に出る」変化がはっきりしていて、常時オンで使いたくなる理由がここにあります。

内部DIPスイッチの3モードを徹底比較
背面のDIPスイッチでDefault、Unity Gain、Vintageの3種類に切り替えられます。Defaultは標準的な+20dBブーストで、音の輪郭がシャープ。Unity Gainはほぼフラットに音量だけを上げてくれるので、トーンを変えたくないときに向きます。
VintageモードはEP-3らしい柔らかいサチュレーションが強めで、ハイが少し丸くなりローも太く感じられます。実際に切り替えてみると、Vintageはクラシックロック寄りの暖かさが際立ち、Defaultはモダンな明瞭さが残る違いがわかりやすいです。Unity Gainは「音作りはペダルで変えずボリュームだけ上げたい」場面で重宝します。
おすすめのチェーン位置とセッティング例
基本はオーバードライブやディストーションの前に置くのがおすすめ。ブーストでフロントエンドを強く押し、歪みのレスポンスを良くしてくれます。ディレイやリバーブの後ろに置くと、空間系がより立体的に聞こえる効果も得られます。
常にオンで使う理由は、単なる音量上げではなく「音の埋もれ防止」に直結するからです。バンド練習で他の楽器と混ざったとき、EP Boosterをオフにすると急にギターが後ろに引っ込む感覚がありました。オンにしておくだけで自然に前に出て、ミックスの中で存在感を保ちやすくなります。

まとめ
小型ながら本格的なEP-3サウンドを再現し、3つのモードで柔軟に使えるXotic EP Booster。実際に試した範囲では、初心者から中級者まで「常にオン推奨」の実用性が高い一品です。ボードに一枚加えるだけで音作りの幅が広がるので、気になったらぜひチェックしてみてください。
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