ギブソンのギターといえば、多くのプレイヤーが一度は憧れるブランドです。しかし「品質が落ちた」という声は、1970年代から今に至るまで根強く続いています。今回はその歴史と、2025年現在の実態を比べてみましょう。
品質低下が目立ち始めた1970年代後半のノーリン時代
ギブソンの品質低下が顕著になったのは、1970年代後半から1980年代初頭にかけてです。この時期はノーリン社による経営改革が進み、コスト削減が最優先されました。木材の質が下がり、製造工程の自動化が加速した結果、職人による手作業が減ってしまいました。
その影響でネックとボディの接合精度が落ちたり、仕上げのムラが出やすくなったりしたといいます。自動化によって効率は上がりましたが、細かい調整が省略されるケースが増え、個体差が目立つようになったです。

2025年現行モデルで指摘される具体的な不具合
2019年にオーナー変更があって以来、QC改善の動きもあると聞きます。ただ2025年現在でも、スタンダードラインでは「雑な作り」が指摘され続けています。特に目立つのはインレイの位置ずれです。
実際に店頭で並んでいるレスポール・スタンダードを見てみると、指板のインレイが右側に大きくずれている個体がありました。製造工程の途中で何度もチェックが入るはずなのに、検品をパスして店頭まで来てしまっているです。
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→ サウンドハウスで在庫・価格を確認こうした事例は、以前の日本代理店時代とは明らかに異なります。山野楽器が代理店を務めていた頃は、日本人の細やかな目線で検品が行われ、不良個体は店頭に並ぶ前に排除されていたそうです。
今は個体差がかなり激しく、目視でわかる位置ずれや塗装のムラが残ったまま出荷されているケースが報告されています。弾いてみて初めて気づくことも多いため、購入前にしっかり試奏することをおすすめします。
日本代理店変更後の変化と今買うべきか
代理店が変わったことで、検品の厳しさも変わってしまったようです。昔ながらの職人技を求めるなら、カスタムショップやヒストリックモデルを選ぶプレイヤーが増えています。一方でスタンダードラインは価格帯が手頃な分、当たり外れが大きいのが現状です。
2025年現在も「雑な作り」という指摘は続いていますが、良い個体に当たれば魅力的なサウンドを十分に楽しめます。購入を検討するなら、店頭で複数の個体を比較試奏するのが確実です。

この記事で紹介した商品
ギブソンは今も根強い人気を誇っていますが、品質を見極める目が必要な時代になりました。実際に弾いてみて、自分に合う一本を見つけてください。

