ライブでギターを弾くとき、最初にセッティングした音が大きすぎたり小さすぎたりすること、ありますよね?演奏中にアンプのボリュームをいじるのはちょっと難しい。そこで、実践的な音量調整の方法をまとめました。
ライブで音量トラブルが起きる原因
そもそも、なぜライブで音量がうまくいかないのでしょうか。よくある原因は以下の通りです。
- リハーサルと本番で客席の人数が違う:人が増えると音を吸収するため、リハ時より音が小さく感じる
- PAの返しと自分のアンプ音のバランス:モニターから聞こえる音と客席に届く音は別もの
- 他のメンバーの音量が変わる:本番のテンションで音量が上がるドラマーやベーシスト
- 会場の残響特性:スタジオとライブハウスでは音の反射が全く違う
方法1:フットボリュームペダルを使う
これが一番直接的で便利な方法です。足元で簡単に音量を調整できるから、演奏中に手を使わずに済みます。
フットボリュームペダルを使えば、ライブ中でもスムーズに音量をコントロールできます。特にソロパートで音量を上げたい時や、バッキングに戻る時に自然な音量変化をつけられるのが大きなメリットです。
BOSS EV-30 ボリュームペダル
省スペース化を実現したエクスプレッションペダル、BOSS「EV-30」。コンパクトなうえ、頑丈で安定性に優れたアルミ・ダイキャスト製。2系統のEXP OUT端子を搭載し、2台のデバイスを1台で操作できます。さまざまな機材と組み合わせて、表現の幅を広げることができます。
ボリュームペダルの接続位置
ボリュームペダルの効果は、エフェクターチェーンのどこに置くかで変わります。
- ギター直後に接続:ギターのボリュームノブと同じ効果。歪みペダルの前に入れると、音量だけでなく歪み量も変化する
- エフェクターの最後に接続:音色はそのままで、純粋に音量だけを調整できる。ライブでの音量コントロールにはこちらが便利
- アンプのセンドリターンに接続:プリアンプの音色を保ったまま、パワーアンプへの入力レベルを調整できる
方法2:アンプのセッティングを見直す
アンプのマスターボリュームを適切な位置に設定して、個別のチャンネルボリュームを調整するのも効果的です。
マスターボリュームを中程度に設定してから、各チャンネルのボリュームを調整すれば、音が過度に大きくなったり小さくなったりするのを防げます。
アンプの音量設定のコツ
- マスターボリュームは「上げしろ」を残す:最初から全開にすると調整の余地がない
- クリーンチャンネルとドライブチャンネルの音量差を確認:チャンネル切替時に音量が極端に変わらないように
- Presenceツマミも確認:高音域の出方で「聞こえ方の印象」が大きく変わる
方法3:ギターのボリュームノブを活用する
演奏中にギター本体のボリュームノブを操作するのも一つの手です。プロのギタリストの多くは、ボリュームノブを頻繁に操作しています。
特にレスポールやテレキャスターなど、ボリュームノブが手元に近いギターは操作しやすいです。ストラトキャスターの場合は、ピッキング中に手が当たってしまうこともあるので、演奏スタイルに合わせて練習が必要です。
ボリュームノブ操作の練習方法
- まずはコードを鳴らしながら右手の小指でノブを操作する練習から
- フルテンから7割くらいまで素早く絞る動作を繰り返す
- 曲のセクション切り替え時にボリュームを変える練習をする
方法4:エフェクターを使う
ブーストペダルやEQペダルを使って、特定の部分で音量を増減させることもできます。特にソロで音を前に出したい時にはクリーンブーストが効果的です。
- クリーンブースト:音色を変えずに音量だけ持ち上げる。ソロ時に踏む定番の使い方
- EQペダル:特定の帯域を持ち上げることで、バンドの中で「抜ける」音を作れる
- コンプレッサー:音量のばらつきを自動的に整えてくれる。クリーントーンで特に有効
方法5:サウンドチェックを徹底する
ライブ前のサウンドチェック、これが一番大事かもしれません。以下のポイントを押さえましょう。
- バンド全体で音を出す:個別の音出しだけでなく、全員で演奏した時のバランスを確認
- 客席で確認してもらう:信頼できる人に客席で聴いてもらうのが一番確実
- クリーンとドライブ両方チェック:曲の中で使う全ての音色で音量バランスを確認
- MCの声量も確認:演奏とMCで音量差が大きいと聞きづらい
まとめ
ライブでの音量調整は、事前の準備と適切なツールの組み合わせがカギです。ボリュームペダル、アンプのセッティング、ギターのボリュームノブ、エフェクター、そしてサウンドチェック。自分に合った方法を見つけて、ライブを楽しんでください。

